野球部新設校の快進撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:51 UTC 版)
「日本の高校野球」の記事における「野球部新設校の快進撃」の解説
新設の野球部(最近[いつ?]では主に女子校の共学化)が突如として地方大会や全国大会を勝ち進むことがある。選手権大会では、駒大苫小牧(南北海道)は1966年に、明野(茨城)は1979年に、共に創部3年目で出場した。選抜大会では、八千代松陰は1980年に、東筑紫学園は1993年に、上宮太子は2000年に、共に創部3年目で出場した。済美(愛媛)は創部2年目の2003年の夏までは目立った成績はあげられなかったが、その年の秋の四国大会でいきなり優勝し、2004年春の選抜でも快進撃は続き優勝、夏の選手権で準優勝(共に初出場)に輝いた。同様な例に、神村学園(鹿児島)の2005年春選抜準優勝などがある。また、2002年夏の選手権で、創部2年目でベスト8に進出した遊学館(石川)は実質創部1年4ヶ月後である。2011年春の選抜に出場した創志学園(岡山)は前年春の創部後、全員1年生で秋季中国大会準優勝を果たし、創部2年目で甲子園出場となった。この記録は史上最速で全国大会に出場した記録である。しかし結果は初戦敗退に終わった。なお創志学園は2010年、2011年夏の岡山大会は初戦で敗退しており、2012年夏に初勝利を挙げるまで甲子園出場経験がありながら夏の地方大会未勝利という珍しい状況であった。この他、2014年夏に春夏通じて初の甲子園出場を決めた角館(2代目)(秋田)は同年4月開校だが、1925年に開校した同名の旧校(初代、女子校の角館南と統合)から野球部の歴史を引き継いでいる。また、2016年の第98回大会では、北北海道代表校としてクラーク国際が2014年春の創部から3年目で、通信制高校としても初の夏の甲子園出場を果たした。なお、創部1年目で、その年の夏に甲子園出場を果たした高校は、未だかつてない。
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