郡頭神社とは? わかりやすく解説

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郡頭神社

読み方:コオリズジンジャ(koorizujinja)

別名 鴨部大国さま

教団 神社本庁

所在 高知県高知市

祭神 大国主命

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

郡頭神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 09:02 UTC 版)

郡頭神社

拝殿
所在地 高知県高知市鴨部上町5番8号
位置 北緯33度33分6.80秒 東経133度29分56.93秒 / 北緯33.5518889度 東経133.4991472度 / 33.5518889; 133.4991472 (郡頭神社)座標: 北緯33度33分6.80秒 東経133度29分56.93秒 / 北緯33.5518889度 東経133.4991472度 / 33.5518889; 133.4991472 (郡頭神社)
主祭神 大國主神
社格 式内社(小)
郷社
創建 不詳
例祭 11月22日
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鳥居

郡頭神社(こおりずじんじゃ[1])は、高知県高知市鴨部上町にある神社式内社で、旧社格郷社

祭神

祭神は次の1柱[1]

歴史

本殿

創建

創建は不詳[2]。『続日本紀神護景雲2年(768年)11月18日条では、「土左国土左郡人神依田公名代」ら41人に「賀茂」姓を賜うと見えるが、この「神依田」は付近の地名「神田(こうだ)」を指すといわれる[2]。また、『新撰姓氏録』摂津国神別 地祇 鴨部祝条には「鴨部祝。賀茂朝臣同祖。大国主神之後也」と見える[2]。これらの記事から、鴨部一帯に居住した鴨氏・鴨部氏(賀茂氏の部民)が、祖先神として大国主命を祀ったのが当社の創祀といわれる[2][3]

なお、当社一帯は『和名抄』の土佐郡鴨部郷に比定される[2]。この鴨部郷一帯の開発は古墳時代と見られ、6世紀頃には原始祭祀があったものと推測される[2]。その後の鴨部郷の繁栄の様子は、『東大寺文書』の天平勝宝4年(752年)造寺司牒において土佐郡鴨部郷から50戸が東大寺封戸とされたことに見られる[2]

社名「郡頭」については、土佐国諸郡の頭にあたる土佐郡に鎮座するためとする説、郡の頭たる土佐郡家が鴨部郷にあったとの推測に基づく説、地名「神田」に由来するとする説があるが明らかではない[2]

概史

延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では土佐国土佐郡に「郡頭神社」と見え、これは当社に比定される[2]。なお、社名の読みは「コホリツノ」と振られる[2]

その後の変遷は明らかでないが、永正元年(1504年)・寛永5年(1708年)の棟札によると、中世以降は社名を「鴨部神社」とするのが一般的になったと見られる[2]

明治5年(1872年)、近代社格制度において郷社に列した[1]昭和56年(1981年)には火災で社殿を焼失したため、現在の社殿はその後の再建になる[1]

摂末社

境内社
  • 荒神社・八幡宮合祀社

祭事

  • 歳旦祭 (1月1日)[4]
  • 祈年祭 (旧暦1月22日)
  • 大祓式・夏越祭 (6月30日)
  • 夏祭 (7月21日)
  • 例大祭 (11月22日)
  • 大祓式・除夜祭 (12月31日)

脚注

  1. ^ a b c d 境内説明板。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 郡頭神社(式内社) 1987.
  3. ^ 郡頭神社(平凡社) 1983.
  4. ^ 祭事の記載は境内説明板による。

参考文献

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、郡頭神社に関するカテゴリがあります。


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