遺跡の構造、主要な遺構の配置とは? わかりやすく解説

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遺跡の構造、主要な遺構の配置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 23:45 UTC 版)

セイバル」の記事における「遺跡の構造、主要な遺構の配置」の解説

セイバルは、パシオン川西岸階段状で急峻な断崖丘陵上にあり、まず川から50mほどあがったところに踊り場状の地形が、さらに30 - 40mほどの比高差でグループD建造物群ぎっちり築かれた丘がある。グループDの丘は、東西200m南北400mほどの楕円形に近い形で、北側比高30 - 40mの深い谷、南側10 - 20mの谷があり、さながら天然要害である。 グループAからグループDまでの建造物群それぞれ「堤道」と呼ばれる通路結ばれていて、グループDからグループA向かって堤道Iを西側にいくと、10m未満比較的浅い谷をへだててグループCがある。グループC建造物はもっとも小規模で、マヤ独特の長方形建物中庭を囲む小グループが広い範囲散在的に分布している状況みられる。A、Dグループ個々の建造物が「構築物」(Structure)A-何某ないしD-何某呼ばれるのとは異なり、この小グループは、「ユニット」(Unit)C-何某という番号でしばしば呼ばれるグループC南側に堤道が分岐し南側にのびる堤道(堤道II)を分岐点から南方150mほどいくと東西約70m・南北約31mの球戯場構築物C-9)が堤道II西側接している。分岐点から南に500mほどの地点には、古典期終末段階中央高原影響受けた思われる円形プランをもつピラミッド構築物C-79)がある。 グループDから堤道Iとその延長である堤道III西方450mほど行くとグループAに至る。グループA3つのプラザをもち、「中央プラザ」は南北200m東西100mほどで、北東ピラミッドA-18東側に「神聖文字の階段」、西側にA-19と呼ばれる球戯場南西にA-20と呼ばれるピラミッド囲まれている。「中央プラザ」の南側に「南プラザ」があり、その西側に、南北70m・東西60m、プラザからの高さ18.5mのセイバル最大建造物A-24があり、「南プラザ」の中央部には古典期終末期にあたる10バクトゥン長期暦日付と、「メキシコ中央高原風の人物像が刻まれていることで知られる著名な石碑群をかかえる建造物A-3がある。

※この「遺跡の構造、主要な遺構の配置」の解説は、「セイバル」の解説の一部です。
「遺跡の構造、主要な遺構の配置」を含む「セイバル」の記事については、「セイバル」の概要を参照ください。

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