選挙情勢の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 19:56 UTC 版)
「2021年自由民主党総裁選挙」の記事における「選挙情勢の推移」の解説
当初、報道各社の世論調査では河野と石破が、「次の首相」としてトップを争っており、石破が出馬を断念し河野支持に回ったことから、河野陣営では党員票6割以上、国会議員票4割以上を得て、決選投票に持ち込ませずに1回目の投票で決着をつけることを狙った。総裁選告示後に、河野は党員票で優位な情勢が伝えられたが、河野がこれまで主張してきた「脱原発」「女系天皇容認」などへの保守派の反発や、河野を支援する石破・小泉進次郎の反作用で、国会議員からの支持が伸び悩みを見せた。また、河野が全額税方式による「最低保障年金」の導入を提唱したことや、原発立地県での河野への警戒感から、事前予想よりも党員票が失速したと報じられた。 一方、岸田は議員票で優位に立つものの、安倍の支援を受けた高市も議員票・党員票の両方で猛追し、総裁選終盤時点では1回目の投票で河野が1位となり、2位に入った岸田か高市のいずれかが決選投票で「2位-3位連合」による逆転が可能か否かが焦点と報じられた。終盤の議員票情勢は岸田が130票超、河野は100票超、高市は80票超、野田は約20票と報じられた。岸田は岸田派を固め、竹下派の半数以上と細田派、麻生派のベテラン議員からも支持を受けた。河野は麻生派の5割、石破派や石原派にも浸透し、二階派の約4割からも支持を受けた。高市は細田派の半数以上を固めた。 9月29日の投開票の結果、河野は党員票で4候補中最多の169票を獲得したが、国会議員票が86票で3位となり、事前の想定に反し、合計で岸田に続く2位に沈んだ。議員票の重みが増す決選投票での逆転もならず、岸田が新総裁に選出された。党員票の河野の得票率は44.1%で、河野陣営が期待した「圧倒的人気」は示せなかった。河野が1回目の投票で首位になるとの事前予測が覆った背景には、総裁選終盤で岸田・高市両陣営が決選投票での協力に合意したことから、岸田有利と判断する議員が増え、「勝ち馬」として岸田が票を集める結果となったことや、二階派などの河野支持と見られていた議員票が、高市などの他候補へ回ったことが背景と報じられた。
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選挙情勢の推移
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「2005年民主党代表選挙」の記事における「選挙情勢の推移」の解説
「刷新」か「安定感」かが焦点となり、「しがらみとの決別」を訴える前原と自民党との対立軸を強調する菅の一騎打ちとなった。当初は旧社会党グループをはじめ複数のグループから様々な形での支持を受ける菅が優勢との見方があった。しかし解党的出直しを求める若手からは「もはや菅は過去の人。国民にあきられている」との声や、労組などに配慮した政策の曖昧さが総選挙での敗因との指摘を受け、二大政党としては異例の若さである前原が僅差ながら菅を破り新代表に選出された。
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