選挙前の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 02:29 UTC 版)
「第46回衆議院議員総選挙」の記事における「選挙前の動向」の解説
2012年(平成24年)の第180回国会において、野田佳彦内閣総理大臣(民主党代表)は社会保障と税の一体改革を巡る消費税増税法案の採決に際して、近いうちに国民の信を問うことを条件に自由民主党・公明党の協力を取り付け、同法案を成立させた。しかしこの国会中に解散はされずに会期を終えた。その後、9月の民主党代表選挙・自由民主党総裁選挙を経て、10月末に第181回国会が召集されたが、それ以降も解散が行われる気配はなかった。 しかし11月14日、野田首相は国家基本政策委員会合同審査会における党首討論で「(衆議院議員定数削減法案への賛同の)御決断をいただくならば、私は今週末の(11月)16日に解散をしてもいいと思っております」と、翌々日にも解散するつもりがあることを突如として表明、安倍晋三自由民主党総裁もこれに同調したため、その日の夕方に政府・民主党の首脳が総理大臣官邸で会合を開いて協議した結果、総選挙の日程を12月4日公示、12月16日投開票とする旨を決定した。 こうした動きを受け、衆議院議院運営委員会が11月15日に理事会を開催し、11月16日に衆議院解散を宣するための本会議開催を決定、11月16日午後3時50分、日本国憲法第7条の規定によって衆議院が解散された。新憲法施行後、総選挙の投票日が12月に設定される「師走選挙」は、1983年(昭和58年)の第37回総選挙以来29年ぶり5回目となった。
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