違法・悪質なサイト、および出会い系にまつわる犯罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 22:48 UTC 版)
「出会い系サイト」の記事における「違法・悪質なサイト、および出会い系にまつわる犯罪」の解説
出会い系サイトは身元や素性を偽って登録することが可能であり、またそれが許容される環境にあるため、それを狙って援助交際、買春・売春、詐欺、恐喝(いわゆる美人局)、暴行、殺人など様々な犯罪の温床になっている。 出会い系サイトが一つのビジネスモデルとして確立して来るにしたがい、勧誘方法あるいは料金の請求方法などに非常に悪質な手法を用いるサイトが急増し、犯罪の温床であるという問題とは別に、その方法そのものが社会問題化した。主な問題はサクラ、迷惑メールおよび架空請求を含む悪質な料金請求である。 警察庁広報資料「平成23年中の出会い系サイト等に起因する事犯の検挙状況について」では、出会い系サイトにまつわる犯罪として、出会い系サイト規制法違反、児童買春・児童ポルノ法違反、児童福祉法違反、準強制わいせつおよび児童買春・児童ポルノ法違反(児童ポルノ製造)といった検挙事例が挙げられている。なお、同年度の検挙数は1,421件。うち22件は殺人・強姦などもみられるが、ほとんどは児童・青少年の福祉関係を理由とした検挙となっている。 なお、2004年の栗林彰の文献では、「うまい話は嘘と思え、カメラ付きケータイの無かった時代には、待ち合わせ場所にとんでもないデブやブスが現れる事も多かった」などと言及されている例が有り、携帯系の出会い系サイトには女子中高生が多く出入りしているので、年齢詐称には気を付けること、また万が一未成年と関係を持った事が発覚した際のダメージの大きさにも注意を促している。出会い系サイトは悪質な物がほとんどであり、ポイント制サイトなどには注意を要するとしている。なおこの文献では若干の出会い系の使い方指南も掲載されているが、全体としては法的もしくは金銭的な危険性を指摘している。 ポイント制の出会い系サイトでは「援デリ業者」と呼ばれる違法デリヘル業者が多数入り込んでいる。
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