進学連携校方式
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兵庫県の但馬県民局管内では、普通科一般入試では連携外中学校からの合格者は募集定員の一定比率以内に限定する進学連携校方式が1971年(昭和46年)から現在に至るまで実施されている。地元集中の一類型とされるが、大阪府の事例と異なり、兵庫県教育委員会が正式に採用している制度である。 平成27年度入試における制度改革の際に廃止が検討されたが、県内他学区と比べ交通不便な地域であるという事情があり地元自治体から制度維持の要望が強く、指定外中学校からの合格比率上限を緩和する(旧北但学区6%、旧南但学区5%→新第5学区一律18%)ことで存続することになった。緩和の結果、学区内で大学進学実績がより優れるとされる豊岡高校、八鹿高校では過去の上限を大きく超える連携外中学校からの合格者が出ている。また、県全域で採用している複数志願選抜を、但馬県民局管内(新第5学区)でも採用している。 県内他学区で過去に採用されていた総合選抜や、大阪の事例との相違点は、 総合選抜で行う「学区内の複数高校を一つの高校とみなし一括して願書申請」「まず全体の合格者を決める」は行わず、願書受付、合格者決定は各高校が単独で行う(単独選抜)。また総合選抜の狙いの一つである「高校間の学力格差の縮小」は当初より狙いとしておらず、上述の豊岡高校、八鹿高校は従前より進学校として地元で認知されていた。 大阪と異なり、自宅から公共交通機関を用いて無理なく通学できる高校(進学連携校方式の対象となる高校)がもともと1校しかない地域が非常に広く、生徒自身や保護者によほど強い意志がない限り事実上の選択肢がないという地域的事情がある。なお通学可能な高校が2校以上ある地域では2校と連携して、中学校の進路指導では生徒の選択に委ねている。
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進学連携校方式
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「兵庫県立出石高等学校」の記事における「進学連携校方式」の解説
第5学区の進学連携校方式により、豊岡北、豊岡南、日高東、日高西、出石、但東の6校が連携中学校とされ、一般入試では6校以外からの合格者数は募集定員の18%以内に限られる。
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