高校の山村・離島留学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 09:41 UTC 版)
中山間・離島地域を中心に200校近くの公立高校が全国募集を実施している。 北海道おといねっぷ美術工芸高等学校では学習分野の特異専門性の他、議会で学区制度をなくし全国から幅広く生徒を募集することで、過疎地区にある小規模な村立高校であるにも拘らず、在校生徒の9割以上が村外出身者を占め、経営的に成功した例と言える。 兵庫県立村岡高等学校に設置された普通科地域アウトドアスポーツ類型に係る特色選抜入試では進学連携校方式を採用せず、全国から出願可能である。 山村留学の離島版というべき「高校生の離島留学制度」も長崎県、島根県(後述)、奥尻島、天売島(北海道)、久米島(沖縄県)などで実施しているが、神津島(東京都)、八丈島(東京都)のように他道府県からの志願を認めない学校もある。 島根県では、隠岐島前高校の県外出身生徒の増加の実績を受けて、全県ぐるみで『しまね留学』と称して、山間・離島部を中心とした公立高校の県外受験生受け入れに熱心であり、2020年からは、安来、大田、浜田、益田といった市街地の高校の普通科、理数科で従前の学区制限を外して、県外志願者の受け入れを拡大している。
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