連鎖誘導 / チェイントラップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/11 10:15 UTC 版)
「感染遊戯」の記事における「連鎖誘導 / チェイントラップ」の解説
初出:『小説宝石』2010年5月号 息子の英樹が恋人を殺して神奈川県警に逮捕されたという知らせを受けた倉田は麻布十番で発生した路上殺傷事件の捜査に参加する。その事件で被害者の男性・松井武弘は一命を取り留め、女性・野中紗枝子は死亡していた。紗枝子の口座には給料以外に定期的に30万の金が振り込まれていることが判明、その線から松井と事件との関連を見出すが、その中で、倉田は英樹が殺人を犯したのは事実だと認識し、英樹のことに気持ちを引っ張られつつあった。そんな時、倉田は犯人に繋がる重要な情報を掴むが、犯人を見つけることが出来ず、倉田は事件解決を見ることなく警視庁を辞職する。その後も自らの正義と英樹への感情の狭間で苦悩する倉田は、ある人物との邂逅により「選択」という一つの考えに帰結する。 野中紗枝子 34歳、マンション「ローズハイム麻布」の三〇四号に住む女性。旅行代理店勤務。 松井武弘 45歳、外務省経済局総務参事官庶務主任。ノンキャリア。紗枝子に30万を振り込んだ事実を頑なに否定するが、その態度から横領を疑われる 戸矢 「朝陽新聞」記者。倉田が荻窪署にいた頃、第四方面を担当していた時の知り合いで、現在は麻布署も管轄している第一方面の記者クラブに身を置いている。 川上紀之 元「朝陽新聞」記者。現役の頃は政治部の記者だったが、5年前に痴漢で訴えられてから解雇された上に敗訴、そして彼女とも破局した。 秋嶋警視正 捜査二課課長。40歳前のキャリア。生田と共に松井への接触を止めるように迫る。 生田警視 捜査二課管理官。ノンキャリアの叩き上げで定年間近。
※この「連鎖誘導 / チェイントラップ」の解説は、「感染遊戯」の解説の一部です。
「連鎖誘導 / チェイントラップ」を含む「感染遊戯」の記事については、「感染遊戯」の概要を参照ください。
- 連鎖誘導 / チェイントラップのページへのリンク