逓信SOE と海軍EOS をCQで統一
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「CQ」の記事における「逓信SOE と海軍EOS をCQで統一」の解説
1912年(明治45年)6月4日から7月5日まで開かれた第二回国際無線電信会議(ロンドン)において、「全局呼び出し」符号を世界統一の"CQ"にすることが採択された。日本政府はこれを批准して、1913年(大正2年)6月28日に公布、同年6月30日に官報で告示した。 第二十五條 (国際無線電信条約附属業務規則 大正2年7月1日施行) 一 呼出ハ -・-・- ナル符号、三回伝送スル 被呼局ノ符号及「de」ナル語辭ノ次ニ 三回伝送スル送信局ノ符号ヨリ成ルモノトス 二 被呼局ハ -・-・- ナル符号ノ次ニ 三回伝送スル対手局ノ符号、「de」ナル語辭、自局ノ符号及 -・- ナル符号ヲ伝送シ応答スルモノトス 三 自局ノ通信圏内ニ在ル船舶ノ名ヲ知ラサルモ 之ト通信ヲ開始セムト欲スル局ハ -・-・ --・- ナル符号(探呼符号)ヲ使用スルコトヲ得 第一項及第二項ノ規定ハ又探呼符号ノ伝送及該符号ニ対スル応答ニ之ヲ適用スヘキモノトス そして1913年10月10月に改正された、『無線電報取扱規程』および『海軍無線電報取扱規約』により、日本の探呼符号(全局呼び出し)は"CQ"に一本化された。このように日本の国内規則をロンドンの国際規則と整合させる作業は発効日(7月1日)より2箇月ほど遅れて実施されたのである。 現在の日本では、無線局運用規則(以下、「運用規則」と略す)『別表・第2号 無線電信通信の略符号』の『2 その他の略符号』の『(1) 国内通信及び国際通信に使用する略符号』に定められている。無線用語も参照のこと。
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