辻曲家
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源義綱の傍流にあたる清和源氏の末裔の家系。先祖には尼や巫女などがおり、シャーマン的な能力を濃く受け継いでいる。物語の8年ほど前に両親が天橋立へ向かうツアー中に交通事故で他界し、現在は中目黒の一軒家で兄妹4人で暮らしている。「十種神宝」のうち「生玉」と「足玉」の2つの神宝と、『先代旧事本紀』に記載される死者をも蘇らせる秘術「死反術」が代々深秘として伝えられている。 辻曲 了(つじまがり りょう) 辻曲家の長男。かつては生物学を学んでいたが、両親が死去し家族を養うために大学を中退、現在は渋谷でカレーショップ「リグ・ヴェーダ」を営む。 学生時代は演劇部で部長を務めたほか、合気道の心得がある。一家の中ではそれほど霊感は高くなく、徹夜や絶食で精神が研ぎ澄まされてやっと幽霊を認識できる程度。 生前の陽一と面識があり、歴史作家だった父が何らかの事件に巻き込まれた可能性があると聞かされていた。 辻曲 彩音(つじまがり あやね) 辻曲家の長女。神明大学文学部神道学科の大学院生。色白でクールな印象の美女。巳雨程ではないが高い霊感を持っている。 自宅にとどまる兄に代わり、死反術に必要な神宝を見つけるため、日本各地で目覚めようとする怨霊を鎮魂するため陽一たちと各地へ赴くこととなる。 辻曲 摩季(つじまがり まき) 辻曲家の次女。由比ヶ浜女学院に通う高校1年生。ある秘密を目にしてしまったがために磯笛の手で殺害される。 実は陽一の実妹であり、家族と死に別れたことで辻曲家に養女として引き取られた。引き取られた時点では現在の巳雨より幼く、記憶が封印されたこともあって陽一が兄だったことを忘れている。 辻曲 巳雨(つじまがり みう) 辻曲家の三女。小柄でビスクドールのような可愛らしい少女。小学5年生だが、年齢より幼く見られるのを気にしている。 一家の中で最も霊的感性が強く、涙を流すと高確率で暴雨が起こる。また強力な霊媒体質を持ち、怨霊に取り憑かれやすい。 グリ 巳雨が拾ってきたシベリア猫。名前の由来はミュージカル「キャッツ」に登場するグリザベラという娼婦猫から。
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