王党派
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王党派(おうとうは、英: royalist)は、王制を支持する政治党派である。フランスのように王制(ブルボン朝)支持派と帝制(ボナパルト朝)支持派が対立するケースもあり狭義にはあくまで王制のみの支持派を意味するが、広義には帝制などを含めた君主制支持派を王党派と呼ぶ。共和派とは当然対立する。また君主親政を支持する勢力のみを指し、議院内閣制を前提とする立憲君主制の支持勢力を含まない場合もある。
- ^ "王党派", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2022-01-15)
- ^ French royalists involved in the “Yellow Vest” riots in Paris
超王党派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 08:57 UTC 版)
超王党派(ultra-royalistes、ユルトラ=ロワイヤリスト)は、1789年以前のようなアンシャン・レジームへの回帰と貴族や聖職者が優位を占める絶対主義を望んだ。同派は共和主義と民主主義を敵視し、名望ある貴族エリート層による厳格な政府を主張したが、納税額による制限選挙すなわち高額納税者の部分的民主制は排除せず、むしろ貴族政治の維持と絶対主義の推進に関心を持っていた。同派は1814年憲章が革命的にすぎるとしてこれを拒否し、絶対王政への回帰、特権と国王(シャルル10世)の再建を目指した。 主要人物には、理論家としてルイ・ガブリエル・ド・ボナール、ジョゼフ・ド・メーストル、議会指導者としてフランソワ=レジ・ド・ラ・ブルドネ(英語版)、ジュール・ド・ポリニャック(1829年に政権獲得)らがおり、機関紙はラ・コティディエンヌ (La Quotidienne) (日々)紙、ラ・ガゼット・ド・フランス (La Gazette de France) (フランス新聞)紙で、その他の王党派の新聞としてドラポー・ブラン(Drapeau Blanc、白旗)紙、オリフラム(Oriflamme、王旗)紙があった。
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