資料館の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 08:38 UTC 版)
志摩郡の玄関口である近鉄志摩線鵜方駅のすぐそばに立地し、開館当初は鉄道による旅行者が多かったことと団体旅行の隆盛期にあったこと、周辺に目立った観光施設がなかったこともあり、入館者数は多かった。開館時間は9時から17時(JST)で、12月31日のみ休館していた。しかし志摩の観光施設が充実してきたことや伊勢志摩全体の観光入込客数の減少、観光客のニーズの変化に対応できなかったことを背景に入館者数が減少し、閉館に至った。とりわけ志摩スペイン村の開業は入館者数の減少に拍車をかけた。当時の入館料は大人500円、中高生300円、小学生200円であった。床面積は約1,700m2。 入館者数の推移 年度入館者数備考1982 48,000 概数 1994 8,359 1995 8,067 1996 6,465 1997 3,430 12月17日まで 志摩民俗資料館の開館当時は公立の博物館が志摩地方になく、その代替施設としての機能も担っていた。観光客向けには、従来型のバス移動と旅館等で食事を楽しむだけの観光から脱却し、観光客自らが能動的に地域を体感する新しい観光を提案する施設であった。 後述の通り、元ボウリング場を資料館に改装した施設である。ボウリング場のレーンを展示室に、機械室を資料の収蔵庫にそれぞれ転用し、事務室はそのまま、ロビーは一部をホールに転用し、残った部分はロビーのまま利用した。
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