販売の膠着
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:23 UTC 版)
2021年の「京の冬の旅」デスティネーションキャンペーンでの目玉となる寺社特別拝観の内、一部の寺社が感染防止の観点から拝観停止措置を取り、2月28日に京都府の緊急事態宣言が解除されたが、変異株流行の兆しもあるため、京都市長・門川大作が「京都観光は2週間は遠慮してほしい」と苦渋の発言をしたことで今シーズンの旅行企画商品は絶望的な状況となった。 加えて東海道新幹線東京駅・品川駅に接続するJR東日本の山手線と京浜東北線車内のトレインチャンネルで、京都市観光協会が桜の季節から新緑を迎える春季大型連休にかけて「今は京都を心で感じてください」という映像広告を流し、事実上「今は来ないで」という姿勢を示した。 また、4月5日から大阪市が、12日から京都市や東京23区などが、20日から名古屋市や横浜市などずらし旅対象地がまん延防止等重点措置の適用対象となり、4月25日には東京・京都・大阪に三回目となる緊急事態宣言が出されたため該当地の東海ツアーズは臨時休業となり、再び物見遊山の観光で訪れにくい環境となった。 こうしたことをうけ、営業を続ける東海ツアーズでは2021年の春季大型連休は東海道新幹線主要駅毎の地元で過ごすステイケーション(マイクロツーリズム)を奨励することになった。結果として2021年春季大型連休の東海道新幹線上り自由席乗車率は最大20%に留まり、ずらし旅の効果は限定的なものとなった。 一方、2022年の「京の冬の旅」では、ずらし旅としての提携は行わないことになった。
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