豊積神社とは? わかりやすく解説

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豊積神社

読み方:トヨズミジンジャ(toyozumijinja)

教団 神社本庁

所在 静岡県庵原郡由比町

祭神 木花佐久夜毘売命

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

豊積神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/18 14:48 UTC 版)

豊積神社

拝殿(左)と大イチョウ(右)
所在地 静岡県静岡市清水区由比町屋原185
位置 北緯35度6分18.7秒 東経138度33分29.9秒 / 北緯35.105194度 東経138.558306度 / 35.105194; 138.558306座標: 北緯35度6分18.7秒 東経138度33分29.9秒 / 北緯35.105194度 東経138.558306度 / 35.105194; 138.558306
主祭神 木之花佐久夜毘売命
社格 式内社(小)
駿河国二宮
郷社
創建 (伝)延暦10年(791年
本殿の様式 流造
例祭 10月14日[1]
地図
豊積神社
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鳥居

豊積神社(とよづみじんじゃ)は、静岡県静岡市清水区にある神社式内社駿河国二宮で、旧社格郷社

祭神

祭神は次の1柱[1]

歴史

概史

社伝では、延暦10年(791年)の創建であるという[2]。また坂上田村麻呂は東征の途中で戦勝を祈願、そして帰途に戦勝祝いとして神楽を奉納したといい、お太鼓祭(県指定無形民俗文化財)の起源はその神楽にあるという[3]

延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では駿河国廬原郡(庵原郡)に「豊積神社」と記載があり、当社をこれに比定する説が有力視される[2][注 1]

寛文年間(1661年-1673年)頃の偽書とされる『駿河国風土記』では、「豊積神社或止由気神社日本武尊祭之地也、国中之二宮也」と記載されていることから、当社は駿河国において富士山本宮浅間大社一宮)に次ぐ二宮の地位にあったと推測されている[4]。ただし、同記でそのように記す根拠は明らかではない[4]

江戸時代朱印地は16石余[2]。なお、天正17年(1589年)の文書に見えるように、近世には「浅間」とも称していた[2]享保21年(1736年)の口上書では、「豊積浅間社」と称したうえで、式内社「豊積神社」の後裔と主張している[2]

明治維新後、明治6年(1873年)3月に近代社格制度において郷社に列した[1]

神階

  • 正五位下 (『駿河国神名帳』)[4] - 表記は「豊積天神」。

境内

本殿は総欅造の流造で、銅板葺[3]。棟札によれば文政8年(1825年)の造営であるというが、それ以前では慶長5年(1600年)の造営、享保17年(1732年)の造替があったという[3]。屋根は元々檜皮葺であったが、明治22年(1889年)に銅板葺に葺き替えられた[3]。その後、昭和28年(1953年)に大修理を経て現在に至っている[3]

そのほか、境内にはイチョウクスノキの大木が立っている。

摂末社

境内社は次の通り[3]

  • 白髭神社 - 祭神:猿田彦神
  • 5社
    • 山宮神社 - 祭神:大山祇神
    • 日枝神社 - 祭神:大山咋命、速須佐之男命
    • 須賀神社 - 祭神:建速須佐之男命
    • 稲荷神社 - 祭神:倉稲魂命
    • 磯前神社 - 祭神:大国主命、事代主命
  • 1社

文化財

静岡県指定無形民俗文化財

  • 由比のお太鼓祭 - 平成10年11月17日指定。

脚注

注釈

  1. ^ 式内社「豊積神社」については、他に静岡市清水区庵原町の豊由気神社に比定する説がある。

出典

参考文献



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