警察官バートランドとハント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/29 22:20 UTC 版)
「エクセター事件」の記事における「警察官バートランドとハント」の解説
バートランドは、マスカレロを乗せて目撃地点に戻った。バートランドのパトロール・カーからは異常なものはなにも見えなかった。しかしながら彼らが車から出て、マスカレロが最初に物体を見た森のほうへ歩くと、近くの牧場の数頭のウマが厩を蹴ったり、大きなおびえた音を立てたりしはじめた。地域の複数のイヌもまた吠え始めた。バートランドとマスカレロは2人とも、牧場の向こうの森から物体が飛び立つのを見た。バートランドはUFOを「赤い閃光灯のある、この巨大な黒っぽい、あそこの納屋なみの大きさの物体」("this huge, dark object as big as a barn over there, with red flashing lights on it")と形容した。物体は前後に揺れながら彼らのほうへゆっくり移動した。おもわず警察訓練を思い出して、バートランドは片膝を着き、ピストルを抜き、物体を狙った。彼はそれからもし発砲すればそれは賢明ではないと決めたので、ピストルをホルスターに戻し、マスカレロをひっつかみ、そして男性はふたりともパトロール・カーに駆け戻った。バートランドはもう1人のエクセターの警察官デヴィッド・ハント(David Hunt)に無線で助けを求め、そしてハントの到着を待つ間、彼らは物体を見守り続けた。UFO歴史家ジェローム・クラーク(Jerome Clark)によれば、バートランドとハントは、「見た物体は100フィート先で高さ100フィートで空中静止していた。脈動している赤色灯は高速連続で、最初は右から左に、それから左から右に、閃光を発し、それぞれのサイクルは2秒間もかからなかった。[地元の]動物らは、興奮した動作を続けた。ハントが着いたとき、彼も奇妙な物体を見守った。物体は最後には森の上を飛び去り、姿を消した。ハントはまもなく、B-47 爆撃機が頭上を飛ぶのを見て、そして彼はのちに、ジャーナリスト ジョン G. フラー(John G. Fuller)に、UFOと爆撃機の「見分けは付くだろう」("You could tell the difference")、「比べものにならない」("there was no comparison")と語った。3人の男性全員はエクセター警察署に車で戻り、ただちに自分たちが見た内容の別々の報告をファイルした。バートランドはそれからマスカレロを家まで車に乗せ、彼の母親にいきさつを話した。
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