説経節にみる小栗判官伝説とは? わかりやすく解説

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説経節にみる小栗判官伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 09:40 UTC 版)

小栗判官」の記事における「説経節にみる小栗判官伝説」の解説

正本として、延宝3年1675年)「おぐり判官」(作者未詳)、年未詳「をくりの判官」(佐渡太夫豊孝)その他がある。 鞍馬毘沙門天申し子として生を受けた二条大納言兼家の嫡子小栗判官が、ある日鞍馬から家に戻る帰路菩薩池の美女化けた大蛇美しさ抗し切れず交わり、妻としてしまう。大蛇懐妊するが、子の生まれることを恐れて隠れようとした神泉苑棲む龍女格闘になる。このため7日間暴風雨続き小栗罪を着せられ常陸の国流された。この場所にて小栗武蔵相模郡代横山のもとにいる美貌の娘である照手姫のことを行商人から聞かされ彼に頼んで照手に文を渡す。照手姫から返事受け取るや、小栗10人の家来とともに照手姫のもとに強引に婿入りする。これに怒った横山によって、小栗家来達は毒殺され小栗上野原土葬に、家来火葬にされる。照手姫相模川流され村君太夫救われるが、姥の虐待を受け、千手観音加護により難を逃れたものの人買い売り飛ばされ、もらわれた美濃国青墓宿万屋でこき使われる一方死んだ小栗家来閻魔大王裁きにより「熊野の湯に入れば元の姿に戻ることができる」との藤沢遊行上人の手とともに現世送り返される。餓鬼阿弥小栗の墓から現われたのを見た上人手紙読み餓鬼阿弥化した小栗を車に乗せると胸木札に「この車を引くものは供養なるべしと書きしたためた多くの人に引かれた車は美濃青墓到着する常陸小萩の名で働いていた照手姫餓鬼阿弥小栗であると知らず5日間に渡って大津まで車を引き、ついに熊野到着する熊野湯の峰温泉薬効にて49日湯治の末、小栗業病完治し元の体に戻ることができる。その後小栗は京に戻り天皇により死からの帰還珍事であると称えられ常陸駿河美濃の国賜ることになる。また、車を引いてくれた小萩訪ね彼女が照手姫であることを知り、姫とともに都に上った。やがて小栗横山滅ぼし死後一度死んで蘇生する英雄として美濃墨俣正八幡八幡神社)に祀られ照手姫結びの神として祀られた。

※この「説経節にみる小栗判官伝説」の解説は、「小栗判官」の解説の一部です。
「説経節にみる小栗判官伝説」を含む「小栗判官」の記事については、「小栗判官」の概要を参照ください。

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