語源と種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 08:13 UTC 版)
「カウチ」は、伝統的な意味では、他のソファと比べて背もたれの高さは半分で、その代わり肘掛のうち一方が首や頭をもたれさせられるように高くなっているものだった。これは、現在のデイベッド(daybed)や、シェーズ・ロング(chaise longue)といった長椅子・寝椅子に似たものである。イギリスでは現在も「カウチ」はソファのうちの特殊な物を指す語で、ソファが座るためのものであればカウチは寝るためのものとされ、たとえば精神分析医の部屋にあるセラピー用長椅子などを指すのに用いられる。 米国でいう一般的な「カウチ」は二人掛けのもの(ラブシート loveseat[要出典], あるいはツーシーター two-seater と呼ばれるもの)で、米国でソファやセッティは二人掛けや三人掛けなど多人数が座れるものを指す。フランスのカナペは3人掛けが主となっている。ダヴェンポート(davenport)やチェスターフィールド(chesterfield)は、かつてソファ製造で有名だった家具会社の名がそのままソファを指す名詞と化した呼び方で(商標の普通名称化)英語圏の一部地域で使われる。 ディヴァン(英語: divan、トルコ語のdivanに、もとはペルシャ語の devanに由来する)はソファの一種で、台や脚の上に、背もたれや肘掛がない平らなマットレスが載っており、部屋の壁側などに置かれる。オスマン帝国からヨーロッパへと導入され、フランスなどで流行を見た。オットマン(英語: ottoman)は、ディヴァンに似ているがマットレスの座面が小さく、一般的には1人用のスツールとして使われるか、ソファの前に置かれ脚を休める足置き(フットスツール)として使われる。
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語源と種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 01:23 UTC 版)
プリエ (plié) は、フランス語で腕や膝などを「曲げる、折る」ことを意味するplierという他動詞の過去分詞形が名詞化した言葉である。バレエにおいては、両脚、または片脚を外旋(アン・ドゥオール)させた状況で膝を曲げていく動作、または曲げられた膝の状態を指す。 プリエには大きく分けてドゥミ・プリエ (仏: demi-plié) とグラン・プリエ (仏: grand plié) の2種類があり、膝を曲げる深さによって区別される。ドゥミ・プリエの「ドゥミ」には「半分」という意味合いがあり、両脚をその付け根から外旋させた状態で立ち、かかとは床面から離さずにアキレス腱を伸ばして膝を曲げる。 対するグラン・プリエは、「大きい」を意味する「グラン」の言葉どおりにドゥミ・プリエの場合よりさらに腰を下げて膝を曲げていくが、しゃがむ体勢とは違って臀部にかかとが接触したり、大腿部とふくらはぎが密着したりしてはいけない。膝を曲げる角度が深くなるにつれて、かかとは床面から離れていく。ただし、2番ポジションからのグラン・プリエのみはかかとは床面から離さずに実行する。 単に「プリエ」というときは、多くの場合両脚の膝をゆっくりと曲げていく動作を指す。片脚での場合、ジュテやシソンヌなど跳ぶパにおいて着地する足はドゥミ・プリエの状態となる。 プリエは日常のバレエレッスンでの最も重要な基本動作である。原則として、バーでのプリエの練習から始めて体を暖め、それからフロアでのレッスンに移る。
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