誕生、上京とは? わかりやすく解説

誕生、上京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 14:46 UTC 版)

黒澤酉蔵」の記事における「誕生、上京」の解説

1885年明治18年3月28日茨城県久慈郡世矢村小目現在の常陸太田市小目町)で貧し農家四人兄弟長男として生まれる。父母の家ともかっては相当な資産家であったが、黒澤の代には零落しており、又、父の飲酒癖がもとで負債までつくり家計は常に苦しかった。そんな家を母は、巡業などもして苦労して支えた。母は「お前は大酒飲みならないように」と息子を戒め黒澤はそれを守り生涯禁酒通した1895年明治28年)に修学年限4年制世矢村尋常小学校卒業後、磯野壇という老人が開く水戸学影響の強い近く漢学塾1年ほど通い、後、近くの涯義塾という漢学の塾に通う。 更なる勉学積みたく、父母東京行き願い出て、父からは貧しさ理由反対されたが、母に「どんな苦労困難に耐え抜く覚悟があるなら行ってよい」と送り出された。1899年明治32年6月に14歳で東京へ行き神田猿楽町の上野清が校長東京数学院(後の私立東京高等学校)で給仕生として生活を始める。が、1年ほど後、東京数学院の教師をしていた松本七郎誘い彼の書生となり、神田正則英語学校(後の正則学園高等学校)に通うようになるこの頃のことについて黒澤は、"海軍兵学校に入るつもりで勉強しており、上京翌年入学試験受けた体格審査落ちてしまった"、とのこと述べている。

※この「誕生、上京」の解説は、「黒澤酉蔵」の解説の一部です。
「誕生、上京」を含む「黒澤酉蔵」の記事については、「黒澤酉蔵」の概要を参照ください。

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