認知症との闘病
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2012年秋にアルツハイマー型認知症との診断を受ける。このことはしばらく内密にされたが、2015年5月13日、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」にゲスト出演した夫の砂川啓介により、認知症を発症し、闘病中であることが明らかにされた。 長らく1936年10月16日生まれとしていたが、2015年5月15日、東京都内で記者会見した砂川によると、大山は1933年(昭和8年)10月16日生まれで、認知症公表の時点で81歳だった。 また、アニメ声優を担当した作品としては2014年から2015年にかけて第1・2シーズン合わせて計17話、全農によって制作されたWebアニメ「おにくだいすき! ゼウシくん」が公式に認知症を公表した時点では最後である。以後、新しい作品は担当していないが、そのゼウシの時点ではすでに認知症を発症していたにもかかわらず、初期のドラえもんにおけるサブタイトル画面の声(ドラえもん)を彷彿とさせるサブタイトルの声(みの太)を披露している(ただし、第1シーズン最終話と第3シーズンを除く)。 認知症発症当初は砂川、夫妻のマネージャーの小林明子、家政婦らによる在宅介護を受けていたが、砂川の尿管癌治療に伴い、2016年4月より老人ホームに入所している。『ダンガンロンパ』のモノクマ役も降板し、舞台版からTARAKOに受け継がれた。 砂川は2017年5月に入院。退院4日後の6月13日、脳梗塞で意識を失い救急搬送され再入院。2017年7月11日早朝、容体が急変し死去した。大山は小林マネージャーに連れられ入院中の砂川を何度か見舞っていたが、大山・小林マネージャーともに砂川の臨終には立ち会えなかった。大山は数日後、葬儀所で棺の中の砂川と対面。大山が喪主となったが、通夜と葬儀には出席しなかった。砂川は入院後、小林マネージャーに後事を託しており、大山は今後も引き続き老人ホームで過ごす。 その後、老人ホームには小林マネージャーが通って大山の面倒を見ている。小林マネージャーは『文藝春秋』2017年9月号に夫妻の闘病や介護に関する手記「大山のぶ代は夫の棺に涙ぐんだ」を寄稿した。大山の認知症は進行しているが健康状態は良く、体調も回復。合唱などの活動に取り組み他の入所者との交流を楽しんでいる。
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