認知機能障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:47 UTC 版)
甲状腺機能低下症では顕性でも潜在性(TSH高値のみ)でも認知機能の障害が認められる。脳内グルコース代謝を評価した検討では帯状回や扁桃核、海馬など感情、集中力、記憶障害などに関連する部位の活動低下が認められレボチロキシンの投与で血流が回復したという報告がある。しかし高齢者の潜在性甲状腺機能低下症では認知機能の改善のためレボチロキシンを投与するメリットは明らかになっていない。甲状腺機能低下症による認知機能障害は常識、言語、動作など全般的な低下であり特徴はない。
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認知機能障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 22:46 UTC 版)
PICSの認知機能障害としてはせん妄・認知症・鬱病などが挙げられ、特に前述したせん妄(Delirium)・認知症(Dimentia)・鬱病(Depression)の3つの病気は頭文字をとって「3Ds」と呼ばれている。せん妄はICU滞在中から生じているケースが多いため、認知機能障害の長期的な影響との関連性が指摘されている。研究によれば、集中治療室を退院した患者の30%から80%の人に認知機能障害が生じているといわれている。また、認知機能障害を患った高齢者の患者が増えることで、死亡リスクが増加するだけでなく、医療費の増加と家族の負担に繋がるため、認知機能障害に関しては特に問題視されている。
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認知機能障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:08 UTC 版)
視覚失認などの他の失認と同様、相貌失認の発症者も目・鼻・口といった個々の顔のパーツや輪郭などを知覚することはできている。しかしこれを全体として「1つの顔」として正しく認識することができないため、人間の顔の区別がつかない、覚えられないといったもの、男女の区別、表情がわからないといった症状を訴える。よって、発症者は個人の認識を着衣や声といった、顔以外の情報により行っているケースが多い。ただし障害の程度によってはごく近しい人間は識別できているケースもあり、事例によりかなり差異がある。 なお、同じカテゴリーにあるものを区別することが困難であるため、たとえば車の車種の区別などがつかないという症例を併発する事例も報告されているが、これを相貌失認と同一視すべきかについては議論がある。
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