詩の外典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/24 06:06 UTC 版)
ウィリアム・ピーター氏追悼の哀歌 (A Funeral Elegy for Master William Peter) 文学者にして法学的言語学者のドナルド・フォスター(Donald Foster)は、「W.S.」作とだけ記された『ウィリアム・ピーター氏追悼の哀歌』をシェイクスピアの作品とする見解を1989年に公表した。コンピュータを用いた文体計量学(Stylometry)的研究から、文法的なパターンやシェイクスピア特有の用語法が見られるというのがその根拠である。『ニューヨーク・タイムズ』をはじめとする多くのメディアから注目を浴び、この詩を収める全集も増えた。 しかしこれに異論を唱える学者は多く、ジル・モンサラット(Gilles Monsarrat)はフォスターの結論を性急なものと批判し、実際の作者はシェイクスピアと同時代の劇作家ジョン・フォード(John Ford)だったのではないかという意見を示した。これを受けて、フォスターはモンサラットの意見を是とする返事を2002年に「シャクスピアEメールリスト」で公表した。 死んでみようか、逃げようか (Shall I die? Shall I fly?) オックスフォード大学図書館所蔵の17世紀の文献にシェイクスピアのものとして収録されている90行の恋愛詩。1985年にゲアリー・テイラー(Gary Taylor)が真作と認定してオックスフォード版全集に収録した。やはり異論は多く、これ以降に刊行されたシェイクスピアの詩集や全集でも、真作とはみなさず未収録としているものが多い。
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