詩の弁護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 06:51 UTC 版)
「フィリップ・シドニー」の記事における「詩の弁護」の解説
原題『Defense of Poetry』または『A Defence of Poesie』、『An Apology for Poetry』。1583年以前の作。一般に、元劇作家スティーヴン・ゴッソン(en:Stephen Gosson)が、少なくとも執筆の動機の1つだったと言われている。ゴッソンは1579年に『Schoole of Abuse, containing a pleasant invective against Poets, Pipers, Plaiers, Jesters and such like Caterpillars of the Commonwealth』を出し、メロドラマや低俗な喜劇熱がロンドンの社会生活に無秩序をもたらす基盤となったと、詩や演劇を攻撃した。シドニーはプラトンがやったように、詩を弁明した。 この詩論の中でシドニーは、多くの古典詩・イタリア語詩のフィクションの指針を集大成した。シドニーの弁明の主旨は、歴史の生々しさと哲学の倫理学的関心を結合させることによって、詩は歴史・哲学のどちらか以上に、読者に徳を目覚めさせるうえで効果的だというものだった。さらにこの本はエドマンド・スペンサーとエリザベス朝演劇についも重要なコメントを提供している。詳細はen:An Apology for Poetryを参照。
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