評価・備考
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 14:30 UTC 版)
爆笑問題の太田光も本作を絶賛しており、帯に「板倉。見て見ぬフリの文壇にこの弾を撃ち込んでやれ!」というメッセージを寄せている。また、太田がパーソナリティを務めるラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(2009年9月15日放送回)でお笑いタレントが執筆した小説を話題にした際にも本作に触れており、「めちゃくちゃ面白い、見事だね。板倉に聞いたら、読書家でもないし、文章を書いたこともない。でも、書き方がプロ。そもそも、設定が面白い。その上で、善悪とは何かっていうテーマがきちんと書かれている」「国家が保証している正義なんだけど、『トリガー』の中には権力に溺れる奴もいる。その一方で、善悪というものを考えて、なかなか撃てずに逡巡する奴もいる。その先には、武力で平和が実現できるのかっていうテーマに繋がる。その描き方が、片側だけじゃないんだよ。本当に深い描き方をしている。それが凄いんだ。最近のハードボイルドの中で、普通の小説家と遜色ない。むしろ、かなり面白い部類に入るんじゃないだろうか」と絶賛している。 上述の数回に渡る太田の絶賛、特に発売から2年後の『王様のブランチ』出演時の紹介により、爆発的に売れ行きが上がった。その放送を実業之日本社の社員が見ており、それが漫画化するきっかけになったという。また、漫画家の北条司も絶賛しており、漫画版第5巻の帯にメッセージを寄せている。 漫画版の売り上げは50万部を突破しており、板倉は一時、その印税で暮らしていたことがあった。
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