評価、作品の位置づけ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 17:47 UTC 版)
「ローマの祭り」の記事における「評価、作品の位置づけ」の解説
以下のような特徴指摘、あるいは評価がある。 『ローマの松』に比べてバンダが小規模である。 『ローマの噴水』『ローマの松』に比べオーケストレーションは大規模。色彩的・あざやかで派手な作品であり、通俗性が高い音楽である。 作曲者は生前には政治的に右寄りでオペラのピエトロ・マスカーニと共にベニート・ムッソリーニに協力したといわれる。この作品はファシズムの台頭がもたらした芸術家のイタリア礼賛と無縁ではないとみなされることもある。 「ローマの松」「ローマの噴水」に比べると、コンサートや録音にて演奏・収録される機会が少ない傾向にあり、かつては「松」「噴水」を録音する一方、「祭」は録音しない指揮者も存在した(たとえば、ヘルベルト・フォン・カラヤン、フリッツ・ライナーなど)。ただし近年は「祭」を含めた「ローマ三部作」で一枚のCDに収録することが多くなっている(ユージン・オーマンディ、リッカルド・ムーティ、シャルル・デュトワ、ロリン・マゼール、小澤征爾など)。
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