計画の拡大とは? わかりやすく解説

計画の拡大

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 20:23 UTC 版)

満洲産業開発五カ年計画」の記事における「計画の拡大」の解説

五カ年計画実施前後から改定拡大の必要が言われていたが、同計画実施3カ月後の1937年昭和12年7月7日盧溝橋事件勃発により日中戦争全面戦争化し日本国内での生産力の拡充迫られ改定機運一気高まった。これにより、日本からの対満要求強まったため、根本から同計画見直す必要が生じた。そのため、鉱工業部門中心に、大拡張迫られ、以下に見るように修正案出されることになった五カ年計画主な数値目標当初案と修正案品目単位1936年能力1941年度目標当初案)1941年目標修正修正案対日供給量目銑鉄トン 850,000 2,530,000 4,500,000 1,520,000 鉄塊トン 580,000 1,850,000 3,160,000 1,120,000 鋼材トン 400,000 1,500,000 1,200,000 なし 石炭トン 11,700,000 27,160,000 31,100,00 6,000,000 石炭液化トン 0 800,000 1,770,000 なし 頁岩油トン 145,000 800,000 650,000 なし アルミニウムトン 4,000,000 20,000,000 30,000,000 11,625,000 自動車0 4,000 50,000 なし 飛行機台 0 340 5,000 なし 電力キロワット 458,600 1,405,000 2,570,550 なし この修正案は、目標値当初案の1.5倍から2倍に拡張されており、対日供給量も示されるようになった。その一方で交通通信、農畜産移民部門では、おおむね当初案のままであった満洲経済総合開発という当初案の視点弱まり軍需品生産による対日貢献側面強調されることになったのである所要資金258000万円から496000万円膨張している。

※この「計画の拡大」の解説は、「満洲産業開発五カ年計画」の解説の一部です。
「計画の拡大」を含む「満洲産業開発五カ年計画」の記事については、「満洲産業開発五カ年計画」の概要を参照ください。

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