解散の予想とは? わかりやすく解説

解散の予想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 07:20 UTC 版)

郵政解散」の記事における「解散の予想」の解説

小泉首相郵政法案否決されたら解散総選挙を行うことを明言していたが、必ずしも言葉通り受け止めない向き多かった与党分裂状況解散総選挙をすれば民主党漁夫の利得て自民党下野することが懸念されていたため、小泉発言は、そのようなことにならないよう与党結束促すための脅し思われた。自民党政権においては三木武夫海部俊樹といった歴代総理与党内を牽制するための解散模索しながら断念したという経緯もあり、党の分裂を招くような解散不可能だというのが政界通り相場だった。また衆議院での法案可決後は、参議院否決に対して衆議院解散総選挙をしても参議院構成変わらず郵政法案成立できないことからも、解散効果疑問視する声があった。 こうしたことから、郵政民営化法案反対票を投じた自民党議員解散脅しとしてしか考えておらず、本当に解散をすると考えていなかった。亀井静香は「解散できるわけがない」と公言し反対派結集させていた。熊代昭彦郵政法案否決され場合解散総辞職もせずに次期国会で法案修正して出し直す予想していた。 一方で小泉解散総選挙衆議院郵政民営化賛成与党過半数獲得できれば参議院反対派賛成回ってくれると信じ衆議院解散した自民党国会対策委員長中川秀直2004年9月段階で「小泉首相性格なら民営化法案否決されたら確実に解散する」と断言していた。

※この「解散の予想」の解説は、「郵政解散」の解説の一部です。
「解散の予想」を含む「郵政解散」の記事については、「郵政解散」の概要を参照ください。

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