観光産業と代表的な観光地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:06 UTC 版)
観光産業はスイス経済にとって重要な分野のひとつであり、スイスの総就労人口(働いている人々)の約4%が観光産業に従事している。たとえば2015年、スイスの観光産業は3560万人の宿泊客を迎え入れ、その収益は174億フランに達し、国内総生産の約2.8%を占めた。2015年、ヨーロッパからスイスへともっとも多くの宿泊客が来訪した国はドイツであり、約400万人であった。 スイスの主な観光地は、チューリヒ、山岳地域のグラウビュンデン州、ベルン州、ヴァリス州などである。 歴史をふりかえると、スイスは昔から観光客を魅了していた。スイスはヨーロッパの交差点のような場所に位置し、18世紀と19世紀には文学作品の舞台やロマン派絵画の題材となり、世界の人々がスイスの山の世界に熱狂し、その頃に、イギリスの旅行代理店トーマス・クックが初のスイスツアーを企画した。 第二次世界大戦後にはウィンタースポーツがさかんになり、スイスでもウィンタースポーツが楽しめる保養地として人気を集めた。 最近ではスイス政府観光局などスイスの観光関連組織は、インド・ロシア・中国などといった新興国からの観光客を迎えるために努力している。 代表的な観光地 ツェルマット - マッターホルン、モンテ・ローザの登山拠点。 サンモリッツ ルツェルン インターラーケン - ベルナー・オーバーラント(ベルン高地)観光、ユングフラウ登山などへの拠点。 グリンデルワルト - アイガー北壁に面した村。ユングフラウの登山拠点。 マイエンフェルト - ハイジの里としても有名。 ルガーノ
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