視覚的ステレオタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/25 15:33 UTC 版)
映画などでみられる、視覚面におけるカファナのステレオタイプは、概ね次の通りである: 四角いテーブルはチェック模様のテーブルクロスで覆われ、スズ製の灰皿が置かれている。壁は羽目板であり、ホワイトウォッシュを塗ってからずいぶん年月が立っているようにみえる。天井はタバコの煙で黄ばみ、息がつまるようである。バーは木製であり、中身のみえる冷蔵庫が置かれている。ウェイトレスは巨乳で小太りの、すり減った30代後半の女性であり、歳以上にふけて見え、摩耗した、大きな黒い小銭入れのついた制服をまとっている。常連客はしばしばウェイトレスに下品な声かけをするが、彼女は平気で言い返せる。女性のヌード写真の入ったカレンダーがバー付近に掛けられており、「Čast svakom(e), veresija nikom(e)(何びとも誉あり、何びともツケはなし)」といった文句が書かれている 蒸留酒は50ミリリットルリットル入りの太形の樽状のグラスで供され、ジュースは200ミリリットル入りの同様のグラスで供される。コーヒーは薄く、小さな黄銅製の器に入れられ、真鍮製のまるいコーヒー皿に載せられ、小さな砂糖壺やロクムとともに出される。バンド演奏が伴う場合、その前面に立つのは露出の際どい女性歌手である。
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