規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」の意味・解説 

規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/10 14:16 UTC 版)

新しいミサ」の記事における「規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」」の解説

1964年教皇パウロ6世は、コンシリウムと呼ばれる典礼憲章実行委員会(Consilium ad exsequendam Constitutionem de Sacra Liturgia)」を作り典礼聖省発布1964年9月26日付け指針『インテル・エキュメニチ』で、典礼大きな変更加え1965年から効力持たせようとした。 更に、1967年に『典礼憲章』を実行するための第2の指針『トレス・アビンク・アンノスTres abhinc annosが出された。 1967年10月21日に、アンニバレ・ブニーニが事務長務め典礼憲章実行委員会(コンシリウム)は、新しいミサ草案(「ミサ・ノルマティーヴァ(Missa Normativa)」つまり「規範ミサ」と呼ばれた)を完成させローマで司教会議シノドス)に提出した。この草案は、『典礼憲章』の論理的な結論として「儀式簡素の美を備え簡単明瞭であり、不必要な重複避け」(『典礼憲章34)、「祭儀における聖書朗読を、いっそう豊富で、変化富みまた、より適切なものに改訂」(『典礼憲章35)した、「より簡潔にされなければならない時代経過につれて重複するようになったものや、有益でもないのに付加されたものは削除され」(『典礼憲章50)たものであった。ブニーニは、あたかも信徒たちがグレゴリオ聖歌歌いつつも典礼様式を全く理解してこなかったし、また典礼単なる目撃者にすぎなかったかのように主張していた。 10月26日シノドスではミサ規範版の原案について討議が行われたが、180名の司教のうち、71名が賛成62名が条件付賛成、4名が棄権43名が反対であったパウロ6世はブニーニに見直し求めその後ブニーニは、6回にわたってミサ新し聖変化言葉3つの典文 Canon(後の「奉献文」Prex Eucharistica)を作る許可と、聖変化言葉から「信仰神秘」Mysterium fidei を取り除く許可求めたパウロ6世同意し、ブニーニは新しい典文の聖変化言葉合わせて今まであったローマ典文の聖変化言葉変えた

※この「規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」」の解説は、「新しいミサ」の解説の一部です。
「規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」」を含む「新しいミサ」の記事については、「新しいミサ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」」の関連用語

規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



規範ミサ「ミサ・ノルマティーヴァ」のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの新しいミサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS