西暦の改暦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 01:18 UTC 版)
詳細は「グレゴリオ暦」および「Wikipedia:表記ガイド#年月日・時間」を参照 天正10年(1582年)、ヨーロッパで用いられる暦(西暦)は、カトリック教会が主導してユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦が実施された。近代以前の日本の暦における日付を西暦に換算する場合にはこの事を念頭に置く必要性がある。ただし、グレゴリオ暦の導入状況は国によって異なり、カトリック諸国(イタリア、スペイン、ポーランドなど)では早く、プロテスタント諸国(ドイツ、オランダ、北欧など)や独自の国教を持つ国(イギリス、ロシア、ギリシャなど)では後れた。 グレゴリオ暦の実施が最も早かった国々では、ユリウス暦1582年10月4日(木曜日)の翌日を、グレゴリオ暦1582年10月15日(金曜日)とすることによって使用が開始されている。 日付対応表和暦(宣明暦)西暦ユリウス通日ユリウス暦(旧暦)グレゴリオ暦(新暦)天正10年9月18日 1582年10月4日(木曜日) - 2299160 天正10年9月19日 1582年10月5日(金曜日) 1582年10月15日(金曜日) 2299161 天正10年9月20日 1582年10月6日(土曜日) 1582年10月16日(土曜日) 2299162 なお、日本の暦は、明治6年1月1日(1873年1月1日)に太陽暦(グレゴリオ暦)を採用するまで、西暦と日付がずれる。また、西暦についても、ユリウス暦からグレゴリオ暦への移行は国ごとに異なっていることを念頭に置く必要がある。 日付対応表和暦西暦ユリウス通日天保暦(旧暦)現行暦(新暦)ユリウス暦(旧暦)グレゴリオ暦(新暦)明治5年12月2日 - 1872年12月19日(火曜日) 1872年12月31日(火曜日) 2405159 (12月3日) 明治6年1月1日(水曜日) 1872年12月20日(水曜日) 1873年1月1日(水曜日) 2405160 (12月4日) 明治6年1月2日(木曜日) 1872年12月21日(木曜日) 1873年1月2日(木曜日) 2405161
※この「西暦の改暦」の解説は、「天正」の解説の一部です。
「西暦の改暦」を含む「天正」の記事については、「天正」の概要を参照ください。
- 西暦の改暦のページへのリンク