西内小夏【ニシウチコナツ】(果樹)
登録番号 | 第4726号 | |
登録年月日 | 1995年 9月 14日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 西内小夏 よみ:ニシウチコナツ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 9月 18日 | |
品種登録者の名称 | 西内哲夫 | |
品種登録者の住所 | 高知県安芸郡東洋町大字河内995番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西内哲夫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「日向夏」の枝変わりであり,果実が扁円,果重が130g程度,果皮色がレモン色で,育成地(高知県安芸郡東洋町)において4月下旬に成熟するかんきつである。 樹姿は開張,樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ及び節間長は中,枝梢のとげの多少は多である。葉身の形は楕円状披針,葉縁の形は全縁,葉身の大きさは小,長さは短,幅は中,翼葉の形はくさび形,大きさは小,葉柄の長さは中,太さは細である。果実の外観は扁円,果頂部の形は平坦,凹部の深さは浅,花柱痕の大きさは小,果梗部の形は球面,果梗部放射条溝果の多少は少,放射条溝の深さは浅,中心柱の大きさは小,じょうのうの数は少である。果実の大きさは小,果皮の色はレモン色,油胞の大きさは小,果面の平滑度は中,油胞の凹凸は凹,密度は多,凹点の多少は無~少である。果皮の厚さ及びアルベドの厚さは薄,剥皮の難易及びじょうのう膜の硬さは中,砂じょうの色は淡黄である。果汁の多少は多,甘味は中(糖度12度程度),酸味は少,香気の多少は多,種子数は少である。開花期は中,成熟期は晩で,育成地において4月下旬である。自家不和合性は弱,単為結果性及び隔年結果性は低,生理落果の多少及び果実の生理障害の多少は少である。 「日向夏」,「室戸小夏」及び「宿毛小夏」と比較して,自家不和合性が弱いこと,生理落果が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者が自園(高知県安芸郡東洋町)において栽培していた「日向夏」の中から,着果の良い一枝を発見し,翌年高接ぎし,以後,増殖を行いながら特性の調査・確認を行い,平成3年からはさらに高知県農業研究センター果樹試験場及び高知県室戸農業改良普及所東洋支所の協力を得て特性の調査・確認を行い育成を完了したものである。 |
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