薩摩川内市名称決定までの経緯とその後とは? わかりやすく解説

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薩摩川内市名称決定までの経緯とその後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:19 UTC 版)

薩摩川内市」の記事における「薩摩川内市名称決定までの経緯とその後」の解説

ウィキソース川内市樋脇町入来町東郷町祁答院町里村上甑村下甑村鹿島村廃し薩摩川内市を置く件の原文あります平成の大合併全国進展するなか、鹿児島県北西部でも市町村合併向けた動き本格化した。当初、2市4町4川内市串木野市および薩摩郡樋脇町入来町東郷町祁答院町里村上甑村下甑村鹿島村)による合併目指され、2002年10月これら市町村加盟による川西地区任意合併協議会設置された。同協議会合併向けた合い進められ結果下甑村を除く2市4町3合併実現協議本格化することに合意し2002年12月25日川西地区法定合併協議会設置された。同協議会では引き続き合併協定項目・合併期日合併方式新市事務所位置新市名称など重要案件審議された。 このうち新市名称について合併予定市町村住民から公募行ったが、この際各自治体対立を防ぐため旧市町村名は使用しないものとされていた。2市4町3のうち川内市半数人口擁しており、川内市の名称を使用することが順当あるよう考えられたが、合計9つもの多数自治体合併でもあり、川内市が名称にこだわりすぎれば他の自治体、特に川内に次ぐ人口擁する串木野市合併への意欲削ぎかねない懸念されたためである。 川内市人口10万人の達成長らく目標掲げてきたが、鹿児島市への一極集中顕著な鹿児島県その実現ははなはだ困難だった。県第二の都市地位をめぐる鹿屋市との競争でも後塵拝していた。このため川内市当局では今回合併機に人口大幅増達成することが大きな目標であり、人口約3万人串木野市(現:いちき串木野市)の動向は、市当局にとって極めて重要だった川内市当局こうした思いとは裏腹に串木野市では川西地区での合併実現すれば旧川市地域の影響強くなり、旧串木野市独自性保持しつづけることができないではないかという懸念とともに合併懐疑的な声が起こりつつあった。こうした声を背景2003年串木野市長選で当選した田畑誠一市長は、川内市対抗し串木野市独自性確保するため、川西地区での合併強く反対合併推進派の議会対立した。そして、2003年4月には田畑市長川西地区法定合併協議会からの離脱通告した議会側はこれを承知せず、離脱の是非をめぐって串木野市内では市政混乱生じた串木野市の動向不透明な状態が続くなかで、他の自治体当初静観の構えだったが、結局串木野市離脱前提新法協議会設置することを決定し2003年7月川薩地区法定協議会設置運びとなった。新協議会設置の背景には、先に合併協議から離脱した下甑村再度合併協議への加盟申請していた事情もあった。 その結果新市名称についても「川内」の名称を使用することを前提旧市町村名の使用に関する制限緩和され名称の一部であるならば旧市町村名を加えることも可能となった。こうして新市の名称は薩摩川内市決定された。 なお、薩摩川内市の「薩」の字体については「産」の上部が「立」の「」で『官報』に告示されており、これを用いるのが公式である。

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