著者名の綴り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 21:35 UTC 版)
「著者名の引用 (動物学)」の記事における「著者名の綴り」の解説
本規約の厳格な適用では、タクソン名著者という文字列のうち「属」「種」そして「年」の要素は、1通りだけの文字の組み合わせを持つことが可能である。動物学における名前の一貫した綴りで大きな問題となるのは著者である。 本規約には、ガイドも詳細な勧告もない。 植物学とは異なり、動物学では著者の名前を省略することは推奨されていない。学名が3人以上の著者によって設立された場合、第一著者のみを書いて「et al.」を続けることは許されている。 動物学では著者の綴りのための承認された標準がなく、そして植物学と違い、動物学の著者のためのそうした標準が提案されたこともない。 著者名がもともと別の格で記されている場合は主格単数形で記すべきであり、また著者名はラテン文字で綴られるべきだと、一般的に受け入れられている。ラテン文字以外で書かれている場合に著者の名前を翻字する方法について、一般に受け入れられている慣習はない。 著者名にはダイアクリティカルマーク、合字、スペース、句読点をつけて綴る必要があることも広く認められている。 最初の文字は通常大文字で綴られるが、最初の大文字と付属語の使い方は辻褄の合わない場合もある(例:de Wilde / De Wilde、d'Orbigny / D'Orbigny、Saedeleer / De Saedeleerなど)。 共著者はコンマで区切り、最後の共著者は「&」で区切る必要がある。 中国人と韓国人の名前では、一般的に姓だけが引用される。 例として、 Pipadentalium Yoo, 1988 (Scaphopoda) Sinentomon Yin, 1965 (Protura) Belbolla huanghaiensis Huang & Zhang, 2005 (Nematoda) これら以外で、一般的に受け入れられている慣習はない。 著者は自作の標準に従って綴ることができ(Linnaeus 1758、Linnaeus 1766)、あるいは元の資料で与えられるように、人名が常に一貫した綴りとは限らず(Linnæus 1758, Linné 1766) 、もしかすると私達は一貫した標準なく構成されたデータセットを扱っている。
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