茶そばの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 15:22 UTC 版)
主力製品の茶そばに使用している茶葉を契約栽培している大井川上流にある島田市川根町は、大井川上流地域は標高が高いため寒暖の差が大きくて川霧が発生しやすいため、日光に当たり過ぎることで苦渋みの成分が増えることが避けられるなど栽培に適した条件を持ち、上質茶の産地として知られている。 そうした茶園で契約栽培した茶葉を原材料とした良質な抹茶をふんだんに使用すると共に熟成時間も長めに採り、かつ、熱風乾燥を避けて丸2日かけて自然乾燥させることで抹茶の風味が逃げるのを避けるなどの工夫を重ね、色や香りが落ちやすいとされている茶そばで色彩と風味を共に豊かなものにすることに成功している。 主に乾麺の形で製造・販売を行っているが、1992年(平成4年)4月からは茶そばの冷凍麺の製造・販売も行うようになった。 また、「静岡抹茶そば」や「静岡茶そば」などの商品名で一般の消費者向けに市販する商品の製造・販売も手掛けており、1996年(平成8年)5月に全国茶商工業協同組合連合会と販売契約を締結して全国42組合の約2,800店の緑茶専門店で「茶そば」を販売するなど一般消費者向けの販路の拡大も図っている。 こうした茶そばへの取り組みが評価され、世界緑茶協会の2009年(平成21年)度O-CHAパイオニア賞特別賞を当社社長の池島義幸が受賞している。
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