若狭湾国定公園
福井県敦賀半島から京都府由良川河口まで、若狭湾を中心とする海岸の公園である。複雑な海岸線を持つリアス式海岸で、半島の突端には海食崖が発達する。内外海(うちとみ)半島の蘇洞門(そとも)は奇岩や洞門が多く、内浦湾の音海(おとみ)の断崖はとともにスケールの大きな景観が展開する。一方、内湾には敦賀市の気比(けひ)の松原や由良川右岸の神崎海岸など、白砂青松の砂浜が多い。三方(みかた)五湖は溺れ谷が潟湖となった汽水湖で、五湖を見下ろせる梅丈(ばいじょう)岳からの展望がすぐれている。公園内の植生は海岸のクロマツ林や丘陵のアカマツ林が代表的であるが、小浜湾の蒼島(あおしま)には照葉樹林が残る。沖合の冠島はオオミズナギドリの、沓(くつ)島はウミネコの繁殖地である。
なお、平成19年8月に区域の一部を丹後天橋立大江山国定公園に移した。
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