芸能人の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 16:45 UTC 版)
芸能活動やアスリートなどの著名活動をしていると、作品や成績以外にも、恋愛関係や不祥事などでメディアから取材や報道されることで、異性関係や犯罪が社会的に知られ、結果として肖像権やパブリシティ権、プライバシー権の行使が制限される。 身内の死亡や葬儀にも注目が集まり、結果として「芸能人の親」というだけで、一般人の葬儀にマスメディアが殺到したりするメディアスクラムが発生することもある(たとえば安室奈美恵・後藤真希・酒井法子の親が急死した際)。 また、マスコミや不特定多数の大衆に注目されるため、それらのマスコミや大衆の心無い一部の人間から言われなき誹謗中傷や過剰なバッシングを受けたり、場合によってはストーカー行為などの嫌がらせ、果ては公開の場で暴行を受け負傷する事例も見受けられる。例として、AKB48握手会傷害事件、また西村知美は1989年に、山口県の実家に押し掛けて来た、熱心なファンに実姉を拉致されたことがある。新田恵利はおニャン子時代、自宅の表札を何度も盗まれ、自転車のサドルまで持ち去られた。渡辺美奈代もやはりおニャン子時代、家の周囲に追っかけやカメラ小僧が張り込んでいた。「不二家のケーキが好き」「ケンタッキー・フライド・チキンが」と発言すると、どこからともなくペコちゃんやカーネル・サンダースの人形が運ばれ、家の前に置かれていたという。 インターネット上のウェブサイトの中には、掲示板サイトやSNSといった個人が容易に著名人やタレントの誹謗中傷を行いやすい環境のものもあるため、インターネットが大衆に普及してからの現代では、これらのインターネット上での著名人やタレントへの誹謗中傷やバッシングも見過ごせない状況になっている。 自身が有名人というだけで、あるいは家族や身近な身内や関係者に有名人がいるというだけで、周りから疎外されたり、いじめを受けたりすることも有名税の一環である。 「ヤラカシ」も参照
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