芳沢家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/18 09:31 UTC 版)
芳沢 亜衣(よしざわ あい) 浚介が勤める高校の、1年生の女子生徒。家族関係の悩みや、世界で起きる戦争や貧困などの悲劇に対する同情心を持っているが、それに対し何もできない自分への苛立ちを募らせている。美術の授業で夢中になって描いた異様な自画像を浚介に褒められるが、そのことに自分の心を覗かれたような恥ずかしさを感じて不安定になり、夜に家を出て行きずりの男とホテルに入るが、嫌悪感でパニックになり相手を灰皿で殴って怪我を負わせる。以来、摂食障害や自傷行為に悩むようになる。終盤、浚介に心を開き、原宿で知り合った性被害者の少女と友情を築く。 芳沢 孝郎(よしざわ たかお) 亜衣の父。海外との取引が多い商社のエネルギー開発部門で働くビジネスマンだが、私生活では甘やかされた一人っ子育ちで自分の想うとおりにならない物事に対し癇癪を起こしやすい性格。妻と母の不仲から逃避して仕事に没頭し、家庭を顧みない。加えて「男は仕事、女は家庭」的古い考えを持ち、亜衣のトラブルなどを全て妻の責任として責め、夫婦仲は冷え切っている。 芳沢 希久子(よしざわ きくこ) 亜衣の母。亡くなった姑との折り合いが悪く、亜衣の事件以来夫とも口論が絶えない。学校や児童相談所に対しては強気な態度だが、世間体を重視して連携することができず、山賀の電話相談に助けを求める。
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芳沢家
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両親への拷問は孝郎の顔や腕の肉などを削ぎ、希久子の皮膚を安全ピンの針で引き裂くなど。拉致された亜衣は運転中の二人に反撃し、一同は車ごと海に転落する。亜衣は脱出して海を泳ぎ助かるが、大野夫妻はそのまま行方不明になる。その後、亜衣は宮地とともに浚介の家に同居する。原宿で少女たちと知り合うエピソードは文庫版のみである。
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