能登電気設立後とは? わかりやすく解説

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能登電気設立後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:26 UTC 版)

能登電気」の記事における「能登電気設立後」の解説

1920年代に入ると能登半島でも事業統合進展する。その最初のものが能登電気設立であり、七尾電気輪島電気・志雄電気高浜電気の4社と電気事業への投資ならびに電気器具販売工事請負い目的1919年10月七尾町設立されていた大正電機合併して成立した1920年大正9年1月23日のことである。翌年には中島電灯和倉電気などの統合によって能州電気発足する。これらの統合から漏れていた羽咋電気は、1925年大正14年11月22日能登電気合併された。 能登電気成立時金沢電気瓦斯からの受電のほか、輪島75キロワットの小発電所残っていたが、金沢電気瓦斯事業引き継いだ金沢市営電気が穴水まで送電線伸ばすとこちらから受電するようになり、1923年大正12年)に発電所廃止した羽咋電気合併後受電地点七尾町穴水町ほか4地点で、金沢市営電気から合計1,430キロワット石動電気から75キロワット受電していた(1926年5月時点)。なお穴水から先は輪島町まで自社送電線伸びていた。 能登電気では需要家獲得努め設立以来順調に供給成績伸ばした需要開拓分野の例に農村電化があり、1926年7月には灌漑用電力揚水ポンプ初め据え付けている。供給成績1926年大正15年)に電灯6万灯電力1,000キロワット達したこうした中、電源複数化すべく富山県富山市富山電気1928年日本海電気改称)と受電について交渉していたが、富山電気富山県西部氷見氷見電気合併したことでその先にある能登半島への進出目指すようになり、急遽富山電気能登電気合併具体化された。その結果1926年7月17日合併契約締結至り8月3日能登電気株主総会にて合併議決。そして同年12月1日合併成立し能登電気消滅した合併時、能登電気資本金210万円供給区域能登半島4町53であった1年半後の1928年5月付、能州電気富山県高岡市高岡電灯合併された。翌年には羽咋郡供給区域を持つ石動電気高岡電灯合併されており、その結果能登4郡はほとんどが日本海電気高岡電灯という富山県側の電力会社供給区域となり、その上両社供給区域交錯する地域となった

※この「能登電気設立後」の解説は、「能登電気」の解説の一部です。
「能登電気設立後」を含む「能登電気」の記事については、「能登電気」の概要を参照ください。

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