聖書通信講座
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「日本ルーテル・アワー」の記事における「聖書通信講座」の解説
ラジオ番組『ルーテル・アワー』の放送開始から間もない1951年11月、日本ルーテルアワーは『聖書通信講座』を開始。 当時、ルーテル神学大学教授であった岸千年がテキストの執筆および監修を担当。開講から一ヶ月で日本ルーテル・アワーの本部事務所に3555通の受講希望者からの葉書が届き、1963年には受講者が100万人を突破。ルーテル教会を始めとするキリスト教の諸教会の信徒増加に一役買ったと言う。 1956年7月から『ルーテルアワー』の脚本・構成を務めていた関屋五十二も同時期より、聖書通信講座のスタッフとして参加し、同時にテキストも変更された。 その結果、「『すぐに』と言う表現が何回出てくるか、答えよ」などと言った人間の本質を突く設問が多くなり、好評を得た。 『ルーテル・アワー』の番組を聞いたのがきっかけで『聖書通信講座』を受講し、その間に教会の門を叩き、毎週礼拝にも欠かさず出席、受講完了と同時に洗礼を受け、キリスト教信者となったと言うケースが多かった。 しかし、次第に受講希望者の数が下降の一途を辿り、年月不詳であるがルーテルアワーによる『聖書通信講座』は終了した。 また、昨今におけるキリスト教伝道番組でもお馴染みとなった聴収者プレゼントはこの「ルーテルアワー」が最初であり、プレゼント品である賛美歌のソノシートレコード(『夜の名曲』ではクラシック音楽のレコード)や聖句入りのレターセット、カレンダー、ポケットサイズの新約聖書を贈呈されたことで「キリスト教に興味を持ったきっかけともなった」と言う声も少なくなかった。
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