義元左文字とは? わかりやすく解説

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義元左文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 09:34 UTC 版)

義元左文字(よしもとさもんじ)は、南北朝時代に作られたとされる日本刀打刀)。日本重要文化財に指定されており、京都市北区にある建勲神社所蔵(京都国立博物館寄託)。所持者の変遷から三好左文字宗三左文字(そうさんさもんじ)とも称される[注釈 1]


注釈

  1. ^ 宗三左文字を「そうざさもんじ」と読むのは誤りである[1]。本項では文化財名称である「義元左文字」にて統一する[2]
  2. ^ 指定名称は、正式には「刀」の字の下に銘字を割注形式で記載する。文化庁監修『国宝・重要文化財大全』別巻(毎日新聞社、2000)の国宝・重要文化財目録では以下のように表記されている。
    「刀義元左文字 無銘中心ニ永禄三年五月十九日義元
    討捕刻彼所持刀織田尾張守信長ト金象眼アリ
    なお、1923年の旧国宝指定時の官報告示(大正12年3月28日文部省告示第211号)では、指定名称の末尾に「附徳川家達寄進状一通」とあるが、昭和33年(1958年)版の『指定文化財総合目録 美術工芸品篇』(文化財保護委員会編、大蔵省印刷局発行、1958)では「附」の記載がなく(同書500頁)、これ以降に発行された文化財目録においても同様である。

出典

  1. ^ 馬部 2019, p. 8.
  2. ^ a b c d e 刀 義元左文字』文化遺産データベース。 オリジナルの2017年8月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170825153943/http://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/1651452015年10月16日閲覧 
  3. ^ a b c 広島)「左文字」華麗なる名刀 ふくやま美術展で特別展 - 朝日新聞 2020年5月4日閲覧
  4. ^ a b c d 小和田 2015, p. 266.
  5. ^ a b 小和田 2015, p. 267.
  6. ^ a b c d 末兼 2018, p. 216.
  7. ^ a b c 佐藤寒山『武将と名刀』人物往来社、1964年6月15日、90頁。 
  8. ^ a b c d 織田信長が今川義元から奪った「天下取りの刀」義元左文字復元プロジェクトが熱気 生誕500年ひかえ - 産経ニュース 2020年5月4日閲覧
  9. ^ 徳川実紀』「東照宮御実紀附録 巻二十三(武備に関する事)」pp341-349
  10. ^ a b 文化庁 2000, p. 179.
  11. ^ 馬部 2019, p. 10.
  12. ^ a b 馬部 2019, p. 11.
  13. ^ 馬部 2019, pp. 11–12.
  14. ^ 佐野翔平の挑戦”. community.camp-fire.jp. 2020年8月7日閲覧。


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