総投資額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 21:38 UTC 版)
下記の費目を加算した「通勤輸送改善投資」が五方面作戦実施の総投資額として認識されている。 線路増設費:複々線化のために投じられた費用 地上設備費:車両基地、変電設備などに投じられた費用 車両費:増発、編成延長、新性能化のため投じられた費用 線路増設工事費について、計画当初と1981年度末での実績を比較すると次のようになる。 「線路増設工事費の比較」(単位:億円) \ 項目線別 \当初計画1981年度末総工事費増減工期 総工事費 東海道本線(東京駅 - 小田原駅間) 1966.4-1972.3 1,255 2,228 973 中央本線(中野駅 - 三鷹駅間) 1961.4-1968.3 192 256 64 東北本線(赤羽駅 - 大宮駅間) 1963.7-1969.3 122 181 59 常磐線(綾瀬駅 - 取手駅間) 1965.1-1972.3 290 393 103 総武本線(東京駅 - 千葉駅間) 1965.4-1973.3 651 1,018 367 計 2,510 4,076 1,566 地上設備費と車両費を合算したものは下記のようにまとめられた。 「通勤輸送改善投資実績」(単位:億円)線区別線路増設地上設備車両計1980年度ベースに換算した投資額東海道本線(東京駅 - 小田原駅間) 1,990 1,066 256 3,312 5,922 中央本線(中野駅 - 三鷹駅間) 256 62 122 440 1,118 東北本線(赤羽駅 - 大宮駅間) 181 440 170 791 1,827 常磐線(綾瀬駅 - 取手駅間) 332 209 122 663 1,390 総武本線(東京駅 - 千葉駅間) 980 399 202 1,581 3,215 計 3,739 2,176 872 6,787 13,472 東海道本線・常磐線・総武本線で線路増設費が一致していないのは、これらは表の作成時に工事が完了しておらず、「通勤輸送改善投資実績」では継続工事扱いとして計算しており、年毎の投資実績額を累計しているからである。 1980年度ベースに換算した投資額は同年度を基準年としてインフレーションを考慮した累積額である。
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