緊急時対応高等教育フォーラム
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「米国国際教育研究所」の記事における「緊急時対応高等教育フォーラム」の解説
緊急時学生支援基金 (ESF) のイニシアチブは2017年に高等教育機関と教育の緊急時対応を考えるプラットフォーム PEER (Platform for Education in Emergencies Response) を立ち上げ、2019年4月4日にそのイニシアチブに賛同する外部機関を集めて第1回フォーラムを開く。 登壇者にはベルリンで難民を対象にインターネットと面談授業で学習機会を設ける教育支援の非営利団体として、社会的・文化的背景をすくいとる体制作りにより受講者の大学進学に結ぶキーロン高等教育が含まれた。また同じく高等教育に携わり、トルコで暮らすシリア人奨学生を東京 (国際基督教大学) で受け入れるJICUFは難民の受入国と奨学生の留学先のネットワーク作りの実績を示した。国を逃れた人々が中断を余儀なくされる「学習をつなぐ」国連難民高等弁務官事務所から国連の取り組みが紹介された。3団体により、PEER の趣旨にある3つの課題から難民と避難民に高等教育の機会を開くこと、教育専門家のネットワークと協力体制の整備、高等教育が緊急時対応で重要と認める意識を広めることが概観された。またジョージ・ラップ(英語版)元国際救済委員会 (International Rescue Committee) 代表を座談に迎えたグッドマン所長、フォーラムはジョージ・セクストン (英語版) 元ニューヨーク大学学長のあいさつで閉会した。
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