終焉と「再生」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 17:43 UTC 版)
「オースチン・マエストロ」の記事における「終焉と「再生」」の解説
1993年にローバー・600が登場するとマエストロ/モンテゴの生産ラインの閉鎖が目前となってきたが、1994年までCKDキットの形態で少量の生産が続けられた。BMWがローバーを買収するやいなや在庫部品は早々に生産に回された。 1994年にローバーは、英国から輸出したCKDキットを使用してヴァルナの新工場でマエストロを生産するためにブルガリアの企業との合弁事業としてロダカー(Rodacar )を設立した。1995年7月に生産が開始され、1996年4月に工場が閉鎖されるまで2,200台が生産された。この合弁事業の失敗は、他車との競合とブルガリア政府が輸入部品の関税の減免と政府省庁による数千台のマエストロの購入に関する紳士協定を反故にしたためであった。ウルグアイへの550台、アルゼンチンへの400台、マケドニア共和国への200台を含む約1,700台のロダカー製マエストロが輸出された 。 英国の2つのディーラー、レッドベリーのパークウェイ・サービシズとベリー・セント・エドマンズのアップル2000が販売されなかったマエストロをブルガリアから購入し、右ハンドル仕様に改装して英国内で販売した。詳しくは上記の「その後の開発」を参照。 マエストロとモンテゴの治具は、その後中国の頤中(Etsong)が購入し、ハッチバックとバンにトヨタ自動車製エンジンを搭載して発売した。2003年に権利が第一汽車(FAW)に譲渡され、モンテゴの顔回りを付けたマエストロを陸豹・QE6410(Lubao CA 6410)、バンを解放・CA6440 UA(Jiefang CA 6440 UA)として発売した。2008年にFAWから治具を購入した四川汽車工業集団(Sichuan Auto Industry Group Company Ltd)がマエストロ バンを野馬・SQJ6450(Yema SQJ6450)として再発売した。
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