終焉とオーナーの変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/17 02:30 UTC 版)
「ジェンセン・モーターズ」の記事における「終焉とオーナーの変遷」の解説
ジェンセンは1959年に「Norcros Group」の傘下に置かれ、1966年にはアランとリチャードが意見の相違によりジェンセンを去った。1970年には自動車販売業者ジェル・クヴェールがジェンセンの筆頭株主となり、ドナルド・ヒーリーが会長に迎えられた。 しかしジェンセンは、1973年の第一次石油危機で大型モデルの売れ行きが悪化した。そして1975年夏に経営危機に陥り、事実上の倒産に追い込まれたが、まだ発注を抱えていたため管財人の元でしばらく操業を続けたのち、1976年5月についに廃業した。 ジェンセン廃業後は「ジェンセン・スペシャルプロダクツ」(JSP)と「ジェンセン・パーツ&サービスLtd」(JP&S)が創設され、旧ジェンセンの事業を引き継いだ。JSPは旧ジェンセン開発部を引き継ぎエンジニアリングとデザインに特化した会社となった。JP&Sは旧ジェンセン車オーナー用にパーツを製造し提供する会社として設立された。 その後1982年に2社は持株会社「ブリットカー・ホールディングス」に買収され、ブランド名使用権を所持していたJP&SがIan Orford氏に売り渡された。そして1988年、生産終了したインターセプターを「マークIV」として再生産した。 JP&Sはその後「ジェンセン・カーズLtd」と名称を変え、「ユニコーン・ホールディングス」に買収されるまで11車種が生産された。そこではインターセプター・マークVの開発が提案されたが却下され、かわりにマークIVが少数だけ生産された。
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