紙に添加される薬品とは? わかりやすく解説

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紙に添加される薬品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 01:03 UTC 版)

「紙」の記事における「紙に添加される薬品」の解説

各種洋紙添加される主な薬品次の通り薬品は、調成工程パルプ混合されたり、塗工工程で紙の表面塗工されたりする。機械抄き和紙にも合成ねり(粘剤)などの薬品用いられている。詳細製紙用薬品参照サイズ剤 水性インクなどのにじみを防ぐ。かつてはロジン硫酸バンド硫酸アルミニウム)が広く使われており、そうした紙は酸性紙という。酸性紙寿命50年から100年で、図書館での蔵書保管などで寿命が短すぎることが大きな問題になった中性紙は、硫酸バンド代わりにAKDASAなどの中性サイズ剤用いており、寿命酸性紙の4倍から6倍といわれている。現在、印刷用紙PPC用紙では中性紙使われることが多く酸性紙新聞や雑誌など長期保存必要がない用途使われる填料 繊維間の隙間埋め不透明度白色度・平滑度インク吸収性向上させる従来からカオリンなどのクレー白色粘土)やタルク滑石)が使われているほか、中性紙では炭酸カルシウム使われる填料は、印刷用紙PPC用紙などには5%から20%程度辞書などに使う薄葉印刷用紙では25%程度含まれる紙力増強剤 紙の強度高くする。紙が乾いた状態での強さ上げ乾燥紙力増強剤濡れた状態での強さ上げ湿潤紙力増強剤分かれる。主にデンプンポリアクリルアミド使われる染料 染料は、紙に色を付けたり、白さ高めたりする。白さ高めるには、繊維黄色補色である青色染料使われるまた、書籍などでは、文字読みやすくするため、淡い黄色染料を使う。蛍光染料は、白さを特に高めるために使う。 塗料 高級印刷用紙などの美感平滑さを高め目的塗料が紙の表面塗布されることがあり、そうした紙は塗工紙という。塗料は、カオリン炭酸カルシウムなどの白色顔料と、デンプンラテックスなどのバインダー接着剤)を混合して作る

※この「紙に添加される薬品」の解説は、「紙」の解説の一部です。
「紙に添加される薬品」を含む「紙」の記事については、「紙」の概要を参照ください。

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