紙のすき方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:29 UTC 版)
「ゾウの糞のリサイクル」の記事における「紙のすき方」の解説
ゾウの糞からの紙のすき方の手順と材料は以下である。 手順 動物園等から手に入れたゾウの糞を1週間水に浸す。 水を入れた鍋の中に微量の水酸化ナトリウムをとかし、糞を入れて約1時間煮込む。5時間煮込む場合もある。 鍋が沸騰し始めたら約 1 時間放置する。 中身をざるに移して固形分の水洗いを繰り返す。 再生紙に使える繊維部分だけを取り出す。残渣は肥料に。 予め裁断した OA用紙などの古紙と、糞の繊維と水とを家庭用のミキサーで切断しながら、混ぜ合わせる。水のりの添加も可。 どろどろの“紙の原料”となった混合物を、たらいに浮かべた“すき板”(木枠と網)へ流し込む。 布や古新聞などで水分をよくとり、破けぬようにアイロンで乾かすと完成する。 準備するもの ゾウの糞1玉(約 1.2キログラム)、水酸化ナトリウム少量(劇薬につき取扱注意)、古紙、のり 水槽(たらい)、鍋、おたま、ミキサー、布や新聞紙、タオル、コンロ、ざる、木枠(横 12センチメートル x縦 17センチメートルなど、紙として使える形状のもの)と網(同上)、アイロン、ボウル、ゴム手袋など。 ※繊維が細かくできればできるほど、薄い紙を製造することができる。※色を用いれば色紙が作成できる。※乾かした紙の表面を削って、整える場合もある。 「紙#紙の作り方」も参照 タンザニア・タランギーレ国立公園、Kikoti サファリキャンプでの紙漉き 紙を漉く 完成品 乾いた紙に絵を描く
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