紙の博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/20 04:49 UTC 版)
![]() Paper Museum | |
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![]() 2020年2月15日撮影 | |
施設情報 | |
愛称 | かみはく |
前身 | 製紙記念館 |
専門分野 | 紙 |
管理運営 | 公益財団法人紙の博物館 |
開館 | 1950年(昭和25年)(製紙記念館の設立) |
所在地 |
〒114-0002 東京都北区王子1丁目1番3号 |
位置 | 北緯35度44分59.5秒 東経139度44分19.3秒 / 北緯35.749861度 東経139.738694度座標: 北緯35度44分59.5秒 東経139度44分19.3秒 / 北緯35.749861度 東経139.738694度 |
外部リンク |
www |
プロジェクト:GLAM |
紙の博物館(かみのはくぶつかん)は、東京都北区の飛鳥山公園内にある紙専門の博物館。運営は、公益財団法人紙の博物館。
概要
4階建てで、2階に入り口と第1展示室、3階に第2展示室、4階に第3展示室と第4展示室がある。1階には講習会・講演会が行われる講堂、図書室のほか、京都府葛野郡梅津村(現在の京都市右京区)にあったパピールファブリックの門扉や高札、中井商店の看板などが展示されている記念碑コーナーがある。
- 第1展示室では「現代の製紙産業」として、紙パルプの原料や製造工程などの説明パネル、製造機械の実物および模型を展示。
- 第2展示室では「紙の教室」として、紙の性質を体験するコーナーや古紙のリサイクルについてなどの展示がある。
- 第3展示室では「紙の歴史・製紙産業の歩み」として、紙が誕生する前から紙が誕生して世界に広まり、現在に至るまでの紙そのものの歴史、および製紙産業の歴史についての展示がある。
- 第4展示室では企画展示・特別展示が開催される。
歴史
- 1950年(昭和25年) - 北区堀船の王子製紙王子工場跡地に製紙記念館として設立。
- 1953年(昭和28年) - 博物館法の施行に伴い製紙博物館に改称。
- 1965年(昭和40年) - 紙の博物館に改称。
- 1995年(平成7年) - 首都高速中央環状線建設に伴って現在地である飛鳥山公園内に移転することとなり、新館の建設工事が着工(1997年に完成)。
- 1998年(平成10年) - 隣接する北区飛鳥山博物館、渋沢史料館とともに「飛鳥山3つの博物館」として開館。
- 2007年(平成19年) - 5月に所蔵する王子製紙(抄紙会社)創業当時の図面が「産業考古学会推薦産業遺産」に指定、11月には所蔵物全体が経済産業省から近代化産業遺産に認定される。
参考文献
- 紙の博物館編『紙のなんでも小事典 : パピルスからステンレス紙まで』講談社〈ブルーバックス〉、2007年。ISBN 978-4-06-257558-4。
- 武田竜弥編著『日本全国産業博物館めぐり : 地域の感性を伝える場所』PHP研究所〈PHP新書〉、2008年。ISBN 978-4-569-69928-8。
関連項目
脚注
- ^ 復元品の実質的製作代表者は日本画家の後藤仁である。後藤仁『正伝 金唐革紙の製作について』2011年1月、金唐革紙保存会。後藤仁公式ホームページ「後藤 仁(GOTO JIN)のアトリエ」 後藤仁公式ブログ「後藤 仁(GOTO JIN)の制作・旅日誌」
外部リンク
紙の博物館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 10:19 UTC 版)
世界でも有数の紙専門の博物館。日本最初の洋紙工場だった旧王子製紙(1949年分割)の収蔵資料を引き継ぎ、1950年に製紙記念館として設立。1998年に飛鳥山公園内に移転。
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固有名詞の分類
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