渋沢史料館とは? わかりやすく解説

渋沢史料館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 00:43 UTC 版)

渋沢史料館
Shibusawa Memorial Museum

施設情報
正式名称 財団法人渋沢栄一記念財団付属渋沢史料館
専門分野 渋沢栄一の生涯と事績
管理運営 公益財団法人渋沢栄一記念財団
延床面積 本館:1,653.13m2
開館 1982年(昭和57年)
所在地 114-0024
東京都北区西ケ原二丁目16番1号(飛鳥山公園内)
外部リンク http://www.shibusawa.or.jp/
プロジェクト:GLAM
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渋沢史料館(しぶさわしりょうかん)は、東京都北区西ケ原にある渋沢栄一の生涯と事績に関する博物館(登録博物館)。管理運営は公益財団法人渋沢栄一記念財団飛鳥山公園内にある「飛鳥山3つの博物館」の一つ。

概要

日本資本主義の父・渋沢栄一。
栄一の後継者・渋沢敬三

1982年(昭和57年)11月15日に開館した[1]。渋沢栄一は遺言で旧渋沢家飛鳥山邸(曖依村荘)を財団法人竜門社(後の公益財団法人渋沢栄一記念財団)へ寄付したが、その利用を検討する中で栄一から家督を継承した敬三(栄一の嫡孫)が日本の近代化・産業化を担った人々を取り上げる「日本実業史博物館」の構想を発案したことに始まる[1]。この博物館構想は戦争の影響で実現しなかったが、収集した資料は国文学研究資料館に「日本実業史博物館準備室旧蔵資料」として保存されることとなった[1]

1998年(平成10年)3月には新しい本館が開館し[2]、北区飛鳥山博物館及び紙の博物館とともに「飛鳥山3つの博物館」として飛鳥山公園に博物館ゾーンが設置された[3]

2003年(平成15年)11月、渋沢敬三による「日本実業史博物館」構想を情報技術によって実現するため実業史研究情報センターが設置された[1]

歴史

施設

隣接する紙の博物館・北区飛鳥山博物館と共に1998年に新築開館した、鉄筋コンクリート造の展示施設。1階に閲覧コーナーとミュージアムショップ、2階に常設展示室と企画展示室がある。リニューアル工事のため2019年(令和元年)9月1日から休館[5]、翌2020年(令和2年)11月19日にリニューアルオープンした[6]

  • 構造 - 鉄筋コンクリート造地上2階地下1階建
  • 設計 - 株式会社佐藤総合計画
  • 施工 - 清水建設株式会社
  • 竣工 - 1997年
  • 延床面積 - 1,653.13mm2
  • 所在地 - 東京都北区西ヶ原2-16-1(飛鳥山公園内)[7]

アクセス

脚注

  1. ^ a b c d 井上潤、小出いずみ「めざせ文化資源館!-渋沢栄一記念財団付属渋沢史料館、実業史研究情報センターの新展開」『経営史学』第41巻第3号。 
  2. ^ 沿革”. 公益財団法人渋沢栄一記念財団. 2024年3月8日閲覧。
  3. ^ 飛鳥山3つの博物館”. 東京都北区土木部道路公園課公園係. 2024年3月8日閲覧。
  4. ^ 正田実知彦、鈴木誠、服部勉、粟野隆「曖依村荘庭園の構成と意匠に関する復元的考察」『ランドスケープ研究』第74巻第5号、公益社団法人 日本造園学会、公益社団法人日本造園学会、379-382頁。 
  5. ^ 渋沢史料館休館のお知らせ
  6. ^ 渋沢史料館リニューアルオープン
  7. ^ 国指定重要文化財/旧渋沢家飛鳥山邸 晩香廬/青淵文庫”. 公益財団法人渋沢記念財団 渋沢資料館. 2024年3月8日閲覧。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯35度44分56.9秒 東経139度44分21.2秒 / 北緯35.749139度 東経139.739222度 / 35.749139; 139.739222


渋沢史料館

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飛鳥山公園」の記事における「渋沢史料館」の解説

同地本邸構えていた実業家渋沢栄一に関する資料収蔵展示する博物館

※この「渋沢史料館」の解説は、「飛鳥山公園」の解説の一部です。
「渋沢史料館」を含む「飛鳥山公園」の記事については、「飛鳥山公園」の概要を参照ください。

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