精宝【セイホウ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7347号 |
登録年月日 | 1999年 8月 11日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 精宝 よみ:セイホウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「宝の山」に8月咲黄色系混合花粉を交配して育成されたものであり,花は鮮黄色のやや大輪で,切花向きの品種である。草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは中,色は褐,強さは強,中空の程度は小,摘心後の分枝性は中,側らいの発生程度は多,節間長は中である。葉身長はやや長,葉幅はやや広,葉の縦横比はやや小,葉柄の長さは短,一次欠刻は深,表面及び裏面の色は中,毛じの多少は少,光沢度,厚さ及び硬さは中,葉柄の着生角度は上向き,たく葉の有無は殆どの葉に付着,形は2深裂,大きさは中,分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはやや大,厚みは中,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数はやや多,管状花数は中,分布は集中,長さはかなり小である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,花弁の長さはやや大,幅は狭,外花弁の表面の色は鮮黄(JHS カラーチャート2507),裏面の色は明黄(同2505),舌状花表面の色の分布状態は均一,外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色,花たくの形は盛り上がったドーム状,大きさはやや小,総ほうの大きさは中,花首の太さはやや太,長さはかなり短,生態分類型は夏秋ギク,開花の早晩性は中である。「軍神」と比較して,たく葉が大きいこと,舌状花の重ねが5列以上で露心しないこと,外花弁の表面の色が鮮黄であること,花たくの形が盛り上がったドーム状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,「宝の山」に8月咲黄色系混合花粉を交配し,5年にその実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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